はじめまして。
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
私は助産師こあらと申します。
日々、妊産婦さんやご家族に寄り添うお仕事をしていますが、実は私自身、数年間の不妊治療を経て子どもを授かりました。
不妊治療を始めた当初、私は医療の現場で働く者として、多少の治療の知識はありました。しかし、専門は主に妊娠してから出産後まで。どのような治療があるのか、仕組みはわかるけれど実際はどうなのか、というのはわかりませんでした。そのため、自分が当事者になると、心が乱れることもあり、毎月の結果が出るたびに不安や焦りを感じることが多かったです。
「こんなに長い間、子どもを授かれないのはなぜだろう?」
「本当にこの治療が私に合っているのか?」
「私だけこんなに苦しんでいるのかな?」
そう思いながらも、希望を捨てず、支え合いながら治療を続けていきました。そんな中で、支えてくれる夫の前向きな言葉がどれだけ心の支えになったか、今でも忘れられません。
だからこそ、このブログを始めようと思いました。
私自身が経験した不妊治療のリアルな部分、そこからどんな気持ちの変化があったか、どのようにして前向きになれたかを少しずつシェアできればと思っています。
私は助産師として働いていますが、不妊治療の専門クリニックでの勤務経験はありません。
このブログに書く内容は、助産師である私が、不妊治療を経験したひとりの女性としての視点で、あくまで「当事者としての実体験」と、「教科書レベルの知識」をもとにしたものですので、専門家としての立場ではなく、「体験者の声」として読んでいただけると嬉しいです。正確な医療情報については、必ず医療機関や専門書等をご参照ください。
そして、不妊治療の話だけでなく、妊娠が分かった時の喜びや不安、出産という新たなチャレンジに直面した時のこと、今は育児をしている中で感じることも、ライフステージに合わせて書き続けていくつもりです。
私自身、仕事でも妊産婦さんに関わることが多いため、医療的な知識を少し交えながら、でも何より「共感」を大切にした内容で、みなさんに寄り添った記事を書いていきたいと思います。
このブログを通じて、少しでも同じような経験をしている方々が前向きな気持ちになれるような、そして少しでもお役に立てる情報をお届けできるような場所になれば嬉しいです。
どうぞ、これからよろしくお願いいたします。