不妊治療の第一歩:不妊治療の始まりに感じたこと

こんにちは。助産師こあらです。第3回目の記事です。「不妊治療って、どこから始めたらいいんだろう?」
私自身も、自分で経験するのは初めて。そんな迷いからのスタートでした。今回は、不妊治療の最初の一歩を踏み出したときのことを振り返ってみたいと思います。

不妊治療を始めようと思ったとき、最初に通い始めたのは家の近くの婦人科でした。
今振り返れば、それは私にとって自然で、無理のない一歩だったと思います。

不妊専門のクリニックも選択肢にはありましたが、待ち時間が長いイメージや、体外受精など高度な治療を受ける場所という印象が強く、少しハードルが高く感じられました。最初の段階でそこに通うには、まだ心の準備ができていなかったのかもしれません。

婦人科では、まず基本的な検査を受けました。
すぐにわかったのは、自分が「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」であるということ。あわせて、血液検査でホルモン値や甲状腺の数値を調べ、他に原因がないかも確認してもらいました。こうした検査で、見落とされがちな要因がないかを丁寧に探ってくれたことに、安心感を覚えました。
また、夫にも協力してもらい、男性側にも原因がないか検査してもらいました。
とても協力的だったとはいえ、「申し訳ないな」という気持ちは正直、強くありました。女性が治療を受けることはある程度「当たり前」とされている中で、男性に検査をお願いするのは、どこかハードルが高いように感じてしまっていたのかもしれません。

でも、妊娠というのは2人で進んでいくものであり、原因がどちらにあるかで治療の方針は大きく変わります。事実として、男性側に原因があるケースも少なくありません。それなのに、「不妊=女性側の問題」というイメージが、今も根強く残っている気がします。私自身も、自分が生理不順であったことで以前はどこかでそう思い込んでいた節がありました。

ネットで見かけた体験談の中には、「妻ばかりが検査や治療を重ねたけれど、最終的に男性不妊がわかった」というケースもありました。そうした背景を考えると、初期の段階で夫が検査を受けてくれたことに、今では本当に感謝しています。

デリケートな問題ではありますが、「男性側も検査を受けていい」「一緒に取り組むものなんだ」と思えたことは、不妊治療を進めていく上で、私にとって大きな支えになりました。

幸い、私のホルモンバランスや甲状腺の数値にも大きな異常はなかったため、まずは「タイミング法」から治療をスタートすることになりました。

不妊治療と一口に言っても、進め方は人それぞれ。
私はこのとき、「いきなり専門クリニックに行かなくてもいいんだ」と、自分なりのペースで進めていくことの大切さを実感しました。
最初は迷っていた部分もあったけれど、小さな一歩を踏み出したことで、自分の身体のことを知り、夫と一緒に歩んでいく準備が少しずつ整っていったように思います。

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